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2024/05/05 23:12 |
ゼロプラスファイブ 5
エピローグですよ~頑張ったよね?もうゴールしてもいいよね…?
シリアス書くのは一向に構わないですけど、テーマ設定と主張が加わるとここまで苦戦するとは思いもしませんでした。本当、これを書ける作家さんってすげえや。
んでここでの一言は、テーマ主張を書いたきっかけの作品でも。
テーマ主張をくわえたきっかけの作品は『ガンダムUC』。原作は全部持って読みきっておりますが、アニメを見たことでテーマ設定だけでなく主張を決意。私個人としては、ガンダムほど重いテーマと作品を通してテーマを訴えかけている作品はないと思います。ホント、ガンダムって様々な意味ですごいです。



 それから一年以上の月日が流れた。
 今年は雪があまり降らなかったが例年よりも寒さは酷かった。そのせいで冬がすっかりと過ぎ去ったというのにまだ寒さが続いていた。
 しかし春の花たちは次第に芽を出し始め、桜の開花は例年よりも少し遅いが入学式丁度だという。卒業式と入学式の間に咲くことが多い桜の開花日が遅かったことは、新入生や新学期を始める在校生には何年かぶりに新学期を桜で見て始められそうであった。
 といってもそれは『樹形図の設計者』の予報ではないので完全ではない。もう撃墜されて一年半以上も経つというのにいまだに世間では『樹形図の設計者』が健在であると言い続けている。だからそれを知らないものたちは桜の開花日をその日だと決め付けてしまっている。撃墜されたことを知った人からすれば、それは出鱈目に聞こえて仕方ないが情報に罪があって学生たちに罪はないので気にしなかった。
 街の空に流れる雲と共に飛行船に表示される桜の開花日の予報や学園都市のニュースを見ながら、御坂美琴は私服姿である場所を尋ねていた。
「ここね……」
 第七学区にある小さな教会。ひび割れたや白いペンキのはがれが気になるが、学園都市の中ではそれなりの歴史を持つ教会だ。大きさはともかくとして学園都市では古い教会のベスト10に入っていると聞く。そのためか、この教会を訪れる学生もそれなりの多いようだ。
 今日も教会の中からの学生や大人たちが出てきている。経営として成り立っているのかどうかは置いておいても、利用者がいるのは教会としてもいいものであるのだろう。
 美琴は教会から出てくる人たちに逆らい、教会の扉を開ける。目の前に広がったのは大きなステンドグラスの数々と正面にそびえたつ祭壇、それと長い椅子の数々であった。教会内には人も当然おり、神様に祈りを捧げている人や教会に努める神父さんらしき人に声をかけている人がいた。しかし大きさと人の割にはとても静かな教会であったため、美琴も常盤台で培ったマナー作法で静かに教会の祭壇へと歩いていく。
 祭壇までたどり着いた美琴はそこにいた小さな純白のシスターに声をかけようとしたが、どうやら別の人とお取り込み中であった。仕方ないので美琴は邪魔にならないように壁際に移動して、純白のシスターが相談を終えるのを待った。
 それからしばらくしてシスターと相談相手であった学生が終わったのを見計らって、美琴はシスターに声をかけようと近寄った。
「あ、美琴」
 すると自分の存在に気づいたシスターは笑顔でこちらに歩いてきた。
 一年半の付き合いとなるシスターは初めて出会った時よりも大人びて綺麗になっている、可愛かった笑顔も少しだけ大人の温かい笑みが微妙に加わり、シスターらしさがしっかりと出ていた。お腹の方は相変わらずなようだが最近は我慢を覚えたので、食生活は少し安泰したとも言っていたことを思い出しながら、数ヶ月ぶりの再会した友人に美琴も笑顔で答えた。
「お久しぶり、インデックス。元気にしてた?」
「うん。美琴も元気そうで何よりなんだよ」
 純白のシスター、インデックスは数ヶ月ぶりに再会した友人との再会に手を握って答えたのだった。


 インデックスと再会した後、護衛として来ていた神裂に一声かけた後、二人は教会を出て近くのファミレスに入って昼食を共にした。
 ちなみに美琴は普通のレディースのランチであったが、インデックスは普通のランチを二人前。もちろん、量は大盛りだ。
「アンタは相変わらずね。そんなに食べて太らないんだから羨ましい限りよ」
「これでも抑えたほうなんだよ。これから教会でもう一仕事あるから、食べ過ぎないようにとどめたつもりだけどやっぱりおかしい?」
「一般的の女性から見ればね。私はもう慣れたからいいんだけど友達と一緒にしたときなんかは、友達に引かれるかも」
 美琴は初春や佐天がインデックスの食事の光景を見ている光景を想像してみた。
 きっと二人ともインデックスの大食いに驚いて口をぽかんと開けるだろう。それであれを食べている人は女性ですかと訊いてくるのではないかと鮮明に再現出来てしまったのでそれ以上は考えないでことにした。
「でも美琴。たくさん食べることは決して悪いことじゃないんだよ」
「そういう意味じゃないわよ。でもインデックス、私のようにたくさん食べれない女の子は体重という怖いものがあるから食べすぎは毒なのよね」
「体重? 美琴は太りやすいの?」
「うっ…! た、多少は…ね」
 視線を逸らしながら美琴は答えたが、聞いていたインデックスは頭をかしげよくわかっていないようだ。
 しかしこれは食べ過ぎると太ってしまう乙女の悩み。食べ過ぎても体重が増えずにカロリーを消化しているインデックスにはきっとわからない悩みであった。
「そ、それよりもイギリスのほうはどう?」
「イギリスは『必要悪の教会』は相変わらずだよ。仕事ばかりで休めない時もあれば、仕事がなくてイギリス中をぶらぶら歩いている時もある。それに当麻もいつも暇じゃないようだし、最近だって私が休みなのに当麻は仕事で海外に行っちゃうし大変みたい」
「そっか……インデックスもアイツも相変わらずね」
 来るたびに聞いているインデックスと上条の生活だが、今回も特に大きな変化はなかったらしい。でも聞くたびにそれを確認できるのは、美琴からすれば安心できることであったので、たとえ同じ内容でも聞いておきたいことであった。インデックスもそれを察して、ここ数回は素直に話してくれている。これも友人としての交流のおかげかもしれない。
「それよりも美琴は卒業したんだって? おめでとう」
「ふっふっふ、ありがとう。もう何日かたっちゃったけどやっぱり言われると嬉しいわね」
 美琴は嬉しそうに微笑んでインデックスに感謝した。
 美琴が卒業したのはつい大体一週間前。卒業生代表の大役を任され、様々な人たちに注目されながら行われた卒業式は美琴には常盤台の最後の思い出として今も鮮明に記憶されている。一年下の後輩の白井と別れる際、少しだけ泣いてしまったことや新しく決まった女子寮に荷物を詰め込み終わり一人きりの新生活が始まることを実感したりと、美琴はこの一週間で様々なことがあった。
 そして今回、インデックスとの再会も一週間の出来事の一つだ。しかしこれだけは特別で、唯一違ったのは魔術の話だということ。
「それで、美琴は本当に私たちと一緒にイギリスに行くつもりなの?」
 さきほどの友人からの空気から一変しインデックスは真っ直ぐな視線で美琴の目を見つめた。見つめられた美琴はそれを見つめ返しながら、ええと頷いた。
「私はアイツに会うためならば学園都市を抜けるわ。あいつに会うためなら、自分の命だってこれからの人生だって犠牲にしたって構わない覚悟よ」
「でも当麻はそれを望んでないよ。それに当麻はもう美琴のことなんて忘れてるし、私と付き合ってるんだよ」
 学園都市を追い出された後、イギリスへと移り渡った上条は『必要悪の教会』の一員に属すこととなった。
 元々『必要悪の教会』が起こした交渉でもあったため、上条は自然とそこの一員になることを強制された。だが幸いだったことは『必要悪の教会』には上条の知り合いや友人がとても多く、関わりやすい場所であったとことと学園都市以上に住むことには困らなかったのだ。
 そして上条は今現在も『必要悪の教会』の一員として様々な仕事をこなしている…というのがインデックスの話から聞いたことだ。ちなみにインデックスは上条のパートナーけん恋人であるらしい。だがこれはインデックスが言っていたことであった。
「嘘ね。インデックスとアイツが付き合ってるわけなんてないわ」
 だから上条の想いを知っている美琴は見破ることが出来た。いや成長したからこそ見破れたと言うべきか。
「嘘なんかじゃないんだよ。当麻と私は―――」
「インデックス、もういいのよ。私はもう答えを出してるから、そんな見え透いた辛い嘘をつかなくてもいいの」
「………………」
 インデックスは何も言わず、表情にも変化を見せなかった。
 しかししばらくしてインデックスはニッコリと笑うと、私の負けと手を上げた。それはインデックスが嘘を認めたことを意味していた。
「なんでわかったの? 美琴は当麻に会ったりなんてしてないはずだよ」
「会ってなくてもわかるわよ、アイツの想いなんて。きっと別れたあの時からずっと変わってないわよ」
「美琴はなんでそう言い切れるの? 私には美琴がなんで言い切れるか根拠がわからない」
「根拠、か……それは多分これよ」
 というと美琴はポケットから携帯電話を取り出した。
 そしてそれを見せられたインデックスは嘘と目の前にある携帯に驚きを隠せなかった。
「そうよ。学園都市に残していったアイツの携帯よ」
「なんで美琴が持ってるの? 当麻は途中で捨てたって言ってたのに?」
「アイツはそう言ってたんだ………なんだ、アイツが一番の馬鹿なんじゃない」
 美琴はそういうと携帯の開いてメールボックスの受信ボックスではなく送信ボックスを開いた。その中のサブフォルダを開くと一番上にある最新のメール、未送信と書かれたメールをインデックスに見せた。
「これがどうしたの、あれ? 美琴、この日付」
「さすが、勘が鋭いわね。そうよ、その日付を見てもらいたかったのよ」
「送信相手は美琴。ってことはこれを書いたのって」
「そうよ、私の腹を殴って消えたアイツよ。そして、これが根拠よ」
 見せられてインデックスは納得して、ため息をついた。きっと上条のことに呆れ返ったのだろう。でもインデックスは嬉しそうに笑っていた。
 美琴はその文面を読み返す。たった数文字だけのメールのために、上条は一体どんなことを思いどんな決断をしたのだろうか。だがそれらのことよりもこのメールに書かれていることは上条の全てであると美琴は確信している。それは今も過去も未来までもずっと続くだろうと言い切れる確かな確信。
「『好き』か」
 嫌いと言っておきながら結局は好きであった。
 そしてこの一文の過去を……美琴は上条の本心を自分なりに考え出していた。


 殴られて気絶した後、目が覚めた時には上条は自分の目の前から姿を消していた。
 その瞬間、美琴は上条がすでに学園都市から姿を消してしまったことになんとなく気づいてしまった。
 それから初春から何件もかけられていた電話で、白井の無事と上条の消失を報告させられてなんとなくが確信に変わった。
 そして話すことを話し、最後に少ししたら第一七七支部をたずねることを約束して携帯を切った。
 それから自分の感情が制御できなくなり美琴は一時間、大声で泣き続けた。
 何もない鉄橋で、いなくなってしまったことを思いながら、何も出来なかった自分を呪いながら…。


 上条からもらった携帯電話。
 これの送信フォルダに残っていた最後のメッセージは『好き』という言葉だけであった。それ以外には何もなかった。
 しかしこのメッセージを残した本当の意味は、今の美琴にはわかっていた。
 このメッセージの裏にあった意味は助けて欲しいと美琴に助けを求めているヘルプのサインだったのだ。
 気づいた時はとても不器用で未練ばかりを残して、頼みごとを勝手に押し付けた最低なやつだと思った。
 でも同時にこんな方法でしか上条は美琴に助けを求められなかったほどに追い詰められていたんだとも思った。
 だけど上条は自分を頼りにしていた、救いを欲していた。
 好きな人と一緒に幸せを得たいと思ったのは………少年も一緒だったのだ、と。
 だから出て行くしかない選択肢の後の選択肢を作り出したのだと思う。
 その選択権が自分にないと知っておきながら、上条は美琴を信じてその選択肢を美琴に託した。
 そして美琴は上条との道を選んだ。
 しかしこの選択は今の上条が求めていた選択なのか、美琴にはわからない。
 それでも…それでも美琴は信じたい。
 何故なら彼は最後の最後に、『愛している』という言葉を美琴に残していったのだから……。


 夜空にきらめく星は、学園都市を去ろうとしているものを見下ろしていた。
 今日の天気は晴れ。雲ひとつない空には満月の月が眩しく輝いている。電柱の光がなくとも十分に明るい部屋の明かりを消した後、美琴は部屋を出た。
 4月から通うことになるはずだった女子寮を抜けて、美琴は一人、夜の道を歩きだそうとした。
「お姉様…」
 不意に背後の声で振り返った。そこにいたのは常盤台の制服に身を包んだ一人少女。美琴とは一つ違いであり大切な後輩。そして今の自分の最大の理解者にして最高のパートナー、白井黒子であった。
「黒子…」
「わたくしを置いて何処へ行こうと言うのですの、お姉様。今回も黒子はお供させていただきますわ」
 白井は美琴に近づいて横に並んだ。しかし美琴はそれを拒み、ダメよと白井を置いて歩き始める。
「それは後輩としてですの? 無関係からですの?」
「どっちもよ。これは私の問題、アンタには関係ないわ黒子」
 学園都市を抜けるのは上条に会うため。ならば自分と上条の問題に白井を巻き込むわけもいかなかった。しかし白井はいいえというとまた美琴の横に並んだ。
「これはわたくしの責任でもありますの。わたくしの力があれば、上条さんを行かせずに済んだかもしれません」
「それは私にも言えるわよ、黒子。だから私は卒業するまでの間、勉学と自分の能力の向上に励んだわ。そして両方とも自分なりにやり終えたから、私は行くことに決めた。それに黒子を、アンタを巻き込むわけには行かないわ」
「………強情ですこと、まったく。ですけど仕方のないことですの」
 そう言うと白井はポケットから自分の携帯電話を取り出して、美琴に見せ付けた。すると通話中と書かれた文字が目に入り美琴は嫌な予感を感じた。
「この通話相手は初春ですの。もしこの通話が切れた瞬間、警備員にお姉様が『外』へ出ようとしている、『外』へ脱走したと連絡されるようになっておりますの」
「アンタ…私を脅すつもり?」
「こうでもしないとお姉様は首を縦に振りませんの。それにお姉様に嫌われることをしてでもついて行きたいと思う黒子の決意ですわ」
 白井は自分が正規以外のルートで学園都市を出ようとしていることを知っている。さらに初春がいるということは自分たちの姿も衛星で見られているのかもしれない。
 美琴は白井がどんなに卑怯な手を使ってまで自分を止めないようにしてきたことに舌打ちをした。本当はまだ巻き込みたくない気持ちが残っていたが、そこまでしてついてきたいと思う白井の気持ちを尊重したいとも思い始めていた。
 だから美琴は後悔しないのと最後の警告として白井に聞いた。白井はそれに、はいと即座に首を縦に振った。
「………わかったわ。不本意だけど、アンタの気持ちを尊重するわ。でも引き返したくなったら引き返してもいいのよ。これから先の道は学園都市の風紀委員よりも危険が多い。それに命の保障もされていない。だから『外』に出るまでしっかり考えなさい」
「お言葉ですがお姉様。黒子は一度決意したことは最後まで実行する主義ですの。それはお姉様もよくご存知ではなくて?」
「わかってるわ。でも、それでも私は黒子について来て欲しくないのが本音よ」
「お姉様のお気持ちはわかっておりますわ。ですが今回ばかりは引けませんの」
 白井の決意は変わらないだろう。きっと自分についてきて学園都市から抜ける選択肢を選ぶだろう。
 でも美琴にはもうそれ以上言えなかった。何故なら白井が自分たちと無関係ではないと理解してしまったのだ。
 そう、上条消えた一ヶ月間のあの時から白井も輪の一員として加わってしまっていたのだ。だから白井が美琴と共にする理由はとっくの昔にクリアしてしまっていたのだ。
 もう後悔しても始まらなかったのだ。全てはあの自販機での出会いから全て壊れてしまい、その後の失恋で美琴と白井の人生が決まってしまっていたのだから。
「黒子」
「なんですの?」
「私はまだアイツが好き」
「存じておりますわ。だから追いかけに行くのでしょう?」
「そう、でも少し違うわ。私はアイツに振られちゃったから、追いかけに行くんじゃないの。新しい恋を初めに行くの。私と上条当麻のね」
「人生や命を棒に振るとしても?」
「ええ。今の私の望みは上条当麻と会って新しい恋を始めることよ。その後のことはあっちで考えるわ」
「そうですの。では、まずは学園都市を出ましょう。全ての始まりはそこからですの」
「そうね。それじゃあ行くわよ、黒子」
 そして美琴と白井は夜の道を歩き始める。学園都市の光景を消えないように胸に刻み込みながら…。

<終>



あとがきと補足。
0+5=5
0の上条と5の美琴、そして解は5。これが意味するのは、0は誰にも交じれますが出てこれないことを意味します。つまり交じれないから解は美琴の5だけしか残らないと言うわけです。
さらに詳しく言うのなら、式だけなら姿があるのに解には姿はありません。この式は1~4を指し解は5(EP)を指してます。ここまで言えば、タイトルに隠された意味がご理解できるのではなくて?

上条の変化
これの真実は上条の優しさです。ですけどこの変化と最後のメッセージは矛盾しておりますね。でもこれが人としての葛藤、好きだから冷たくして突き放したい。だけど最後の最後に好きであることを抑えられない。皮肉ですけど、これって現実でもよくあることですね。好きだから突き放さないといけないのに、最後の最後でその想いを抑えきれなくなってしまう。人間、誰しも持つ共通の接点です。

この話の現実とは
どんな力を持ったとしても現実を変えることは出来ません。それは世の中に住んでいる我々が一番よく知っていることですよね。それを具現化したのはこの作品でもあり、魔術と科学の社会の合間にはさまれてしまった上条の現実の不幸な物語です。
原作では上条さんは様々なことを解決してきましたが、それは現実の中の一つにしか過ぎません。魔術の世界の闘争、学園都市の事件、インデックスを巡る戦い、戦争。それらは全ての現実の一つ。
ならば現実・社会とは? それの答えは魔術と科学の複雑な関係とそれを持つ全ての人間を指します。ですが様々な作品の中ではそれらを動かすほどの主人公が必ず出てきます。なので使わせてもらったのが人質。これによって一人の行動で全てを不幸にしてしまう連鎖が発生してしまう可能性が生まれ主人公のスペックが相殺されてしまいました。
それが設定できれば上条はただの学生で美琴もただの学生。そんな二人にはもう出来ることは限られてしまいます。そして物語が始まった。

御坂美琴について。
終わったからいえますがこれの主人公は美琴で上条と白井はサブの主人公にしか過ぎません。正直、これを最初から見抜いて読んでいた人がいたら教えて欲しいほど、重要なことです。
でもあえて上条の視点が多い点や白井なども入って美琴の存在感が薄くなってるところもあるんですよね。ですけど美琴が主人公です。といってもEP読み終わってこれを見ればわかることなんでしょうけどね(汗)
それで美琴についてですね。
美琴を誰かにイメージするならば、あまりないですね。典型的なツンデレすぎるのでイメージもあったものではないです。というよりも好きな人のことで意識を飛ばす人って美琴しか知らないしwww
この話の美琴は現実を実感する主人公ですね。上条と言う名の現実に対して、ただの学生である美琴がどのようにあがくかを描いたといえるのではないでしょうか?
でもそれを判断するのは人それぞれ。私以外にはどんな想像をする人がいるのか…。



さて、考え付いたことはとりあえずこれで終わり、本当に終わりました。
ただ当分このテーマ設定ってやつは書きたくねえよ(:∀:)
それと誤字脱字を指摘してくださったKJさんには多大の感謝をm(_ _)m
では読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
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2010/03/29 17:53 | ゼロプラスファイブ

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